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ミュージカル「ラスト・ファイヴ・イヤーズ」

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台本・作詞・作曲:ジェイソン・ロバート・ブラウン
演出:鈴木勝秀
訳詞:高橋亜子
音楽監督:深沢桂子

出演:山本耕史(ジェイミー)、村川絵梨(キャサリン)
演奏(Band):piano 前嶋康明、violin 長尾珠代、
bass 井上哲也、guitar 木村香真良

会場:名古屋市青少年文化センター アートピアホール
日時:4月19日(月)19:00~

良かったです!!!
久しぶりにスタンディングオベーションをしました。

再演のときに観て、今回が2度目。
前回はキャサリン役が歌手の方で、歌は上手いが演技が?で、
山本耕史さんの1人舞台のような印象を受けました。
今回は村川絵梨さんが演技ができて、ぐっと物語に引き寄せられました。

元々ジェイソン・ロバート・ブラウンの楽曲が秀逸です(音楽性が高い)。
ポップ、ロック、バラード、民族的な音楽と曲が多彩。
今回もバンドの演奏が素晴らしかった♪
リズム楽器はないのですが、ピアノやギターが明確にリズムを刻み、
弦楽器の音がよく響いていました。音響的な問題は全くなかった。

演技・歌とも抜群の山本耕史さんが熱演。抑制を利かせつつ、瞬発力がある。
前回のような弾けた感じは少なくなりましたが、落ち着いた深みが加わったようでした。ダンスを踊りながらでも、歌のクオリティが落ちない。英語の発音が明瞭。
期待感や喜び、悲しみ、怒り(迫力があった)などの感情が
くっきりと表現されていた。童顔の山本さんですが(笑)、
前回から歳を重ねて、ラストはより哀感が出ていました。

村川絵梨さんは表情豊かで、セリフが良かった。ダンスが舞台で映えました。
歌は音を伸ばしたときに声が震えたりフラットな感じになるのと、
デュエットで歌声がやや弱かったのが残念でしたが、悪くはなかった。
女優の卵という役柄がよく表現されていたと思います。
冒頭の悲しい表情、出会いの頃のかわいらしさがとても印象的でした。

照明も工夫されていて、摩天楼が映しだされたり、寒色と暖色が並んだり、ラストの薔薇が綺麗で壮観でした(時間軸を遡った過去の輝きであるだけに切ない)。会場が小さめで、センター9列という席にも恵まれました(ジェイミーの机の真正面w)。
珠玉のミュージカルを楽しみました♪

↓最初に好きになった曲です。他もステキな曲ばかりですが。
Norbert Leo Butzの声が渋い。
"Shiksa Goddess" (by Norbert Leo Butz)

by moonlight124 | 2010-04-20 00:46 | 舞台 | Comments(0)
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