【演出】アントネッロ・マダウ=ディアツ
【出演】 トスカ:ノルマ・ファンティーニ カヴァラドッシ:サイモン・オニール スカルピア:センヒョン・コー アンジェロッティ:谷 友博 スポレッタ:松浦 健 シャルローネ:峰 茂樹 堂守:志村文彦 看守:塩入功司 羊飼い:前川依子 【合唱】新国立劇場合唱団 【指揮】沼尻竜典 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団 会場:新国立劇場オペラパレス 日時:11月14日(水)14:00~ ノルマ・ファンティーニさんのトスカは、昨年10月プラハ国立歌劇場の公演で聴きました。 そのときもよかったのですが、今回はもっと輝いているように思いました。 カヴァラドッシのサイモン・オニールさんが魅力的なテノール、 (美声だけど甘くなくて、ドイツ・オペラ向きかもしれません) スカルピアのセンヒョン・コーさんが堂々としたバリトンで、 このメインの3人の歌唱に安定感があり充実していました。 舞台の美術が壮麗。衣装も美しかった。 一幕最後のテ・デウムの場面は合唱に迫力があり、荘厳な雰囲気が印象的でした。 オケも健闘していて、ダイナミックな感じが表現されていました。 (ある金管楽器がちょっと変わった音を出すのは相変わらずですが.....) 1つだけ気になったのは、スカルピアが冷酷な警視総監に見えなかったことです。 地位のある人の設定なのに小者みたい。 彼がトスカを襲おうと突進してきたのがコミカルに見えてしまいました。 歌だけでなく演技的にも気迫が感じられるトスカに対抗できていない。 オペラだから歌声に存在感があることが重要で、そこがよかっただけにやや残念でした。 その少し後、トスカの「歌に生き恋に生き」が素晴らしくて、悲劇に引き戻されました(涙)。 定番中の定番のオペラの高い水準の公演で、楽しみました♪ カーテンコールも随分盛り上がり、最後はファンティーニさんが弾けていました。
by moonlight124
| 2012-11-18 23:58
| 音楽
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by moonlight124
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